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沖縄戦で看護要員として動員された県立第二高等女学校での戦争体験を語り継いできた白梅同窓会の中山きくさんがきのう、亡くなりました。94歳でした。

中山さんは、白梅学徒隊を語り継ぐ活動を続け、修学旅行生や教員研修などで、沖縄戦の悲惨さを後世に伝えてきました。

中山きくさんは「ほとんどの兵隊さんがやめてくれ切らないでくれと叫んだんです。私たちは最初のうちはほとんど見ることができませんでした。とにかく戦争の様子を伝えるのが私の使命だと思っていますから、きょうも若い人たちに伝えることができてよかった」と語りました。

白梅同窓会の活動を引き継いできた「若梅会」のいのうえ・ちずさんは、QABの取材に「訃報を聞いてショックを受けている。その種をもらって、私たちも語り継いでいこうと思っていた。沖縄の宝を失った気持ちだ」と亡くなった中山さんをいたみました。