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八重山圏域では、人工透析治療に対応できる医療スタッフが不足していて今後、現在治療を受けている患者を本島に転院させる可能性があるとして、関係者は危機感を募らせています。
1月10日、県立八重山病院で開かれた会議には、人工透析医療を担っている関係機関が集まりました。
八重山圏域では、県立病院と民間の医療機関2カ所でしか透析医療を受けることができず、会議では、年々増加する患者数に対して対応できる看護師などの医療スタッフが不足していると現状を指摘。
現在でも治療が必要とされる旅行者や帰省客などの受け入れを行っていないほか、1~2年以内には、八重山圏域で治療を受けている患者を本島に転院させる可能性があると警鐘を鳴らしています。
よなは医院の与那覇朝樹院長は「石垣市とか沖縄県にやっぱりちゃんと伝えないと現状が分かってもらえないんじゃないかなと思って今回こういった会議を持つようにいたしました。」と答えました。
県立八重山病院によりますと、スタッフ不足に対応するため人工透析室への人員増加を要望しているものの実現せず、今後も、要請を続けるとしています。