新たなシーズンへ思いを強くしています。昨シーズンは２年連続二桁勝利、日本シリーズでもチームを優勝へと導いたオリックス・バファローズの宮城大弥投手です。プロ４年目への意気込み、そして新たに沖縄の子どもたちのために創設した基金について、その思いを聞きました。
宮城大弥投手「あけましておめでとうございます」
沼尻アナウンサー「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
宮城大弥投手「今年もよろしくお願いします」
新年早々、やや元気のない宮城大弥投手。そこにはある理由が。
沼尻アナウンサー「2023年はどんな思いで迎えられましたか？」
宮城大弥投手「本当に申し訳ないですけどきょうも遅刻したじゃないですか。年が明ける前も寝て過ごしてしまってスタートは失敗です」
沼尻アナウンサー「年越しの瞬間も起きていようと思ったんですか？」
宮城大弥投手「起きていようと思ったんですけど寝てました失敗の日々なんで最初だけ失敗してあとは良いように持っていこうと思っています」
年明けの瞬間を寝過ごし、この日は取材時間を勘違いして遅刻と幸先の良いスタートではなかったようですが野球となれば去年は１年間先発ローテーションを守り２年連続の二桁勝利と、今シーズンへの期待もさらに高まっています。
沼尻アナウンサー「自身としても初完封などもあったシーズンかと思いますが自分の成長を感じたりはしますか？」
宮城大弥投手「おととしできなかったことを去年はできたのでそこは成長できていると思いますしそれで満足することなくもっと完封・完投を増やしていけば良いピッチャーになれるのでそこを目指して頑張りたい」
活躍し続ける宮城投手に対しファンも年々増えているようで…
沼尻アナウンサー「帰ってきて沖縄でどんなことを言われることが多いですか？」
宮城大弥投手「サイン書いてくれって親戚の人にはたくさん言われているんで」
沼尻アナウンサー「（色紙が）束になっておいてあるくらい？」
宮城大弥投手「はい、けっこうあります。100枚くらい」
沼尻アナウンサー「野球の話に戻りますが今年３月にはWBCもあります。そこへの思いというのは？宮城大弥投手「めっちゃ出たいとは思っています」
今年３月に開催される野球世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」先日、先行して発表された代表メンバー12人の中に宮城投手の名前はありませんでしたが残り18人の枠を目指しています。
宮城大弥投手「今回はメジャーにいっている人たちも参加するので出るだけでプラスしかないと思っていますし出て大きい舞台で試合ができるのもありますし今後の野球人生として経験になるので出たいとは思っています」
さらなる高みを目指す一方、宮城投手は去年から沖縄の子どもたちのためにある活動を始めました。
沼尻アナウンサー「宮城大弥基金というのが始まったと思うんですけどいきさつから聞いてもいいですか？」
宮城大弥投手「僕らは結構貧しかったのでその中でも野球ができたので沖縄の子どもたちもそういう（同じ境遇の）方をたくさん見てきているので何とか手助けできることがあればと立ち上げをさせていただきました」
宜野湾市にあるスポーツ店・ダイヤスポーツやホームページなどが窓口となっている「宮城大弥基金」
宮城投手自身が幼少期から家庭が経済的に厳しく、ユニホームや道具をそろえる事にも苦労してきた経験があることから沖縄の子どもたちに経済的な理由で夢を諦めてほしくないと支援するために立ち上げた基金です。寄付金を募るほか、自身の奪三振数などに応じて基金を積み立てることを検討しています。
宮城大弥投手「（貧しくても）親に「楽しかったら続けろ」とずっと言われていたので、それがあったからこそプロにいけたのですごく感謝していますし今度はそういう子たちが増えていけばなと思いながらやるので。どのスポーツもそうですけどお金がかかってしまって少し大変で辞めてしまうって子もたくさんいるのでしたいことをさせ続けられるように僕が今頑張っています」
野球内外でさらなる活躍を目指す今シーズンとなりそうです。
沼尻アナウンサー「改めてプロ4年目のシーズンが始まりますけれどもプロ4年目そしてその先に向けて理想のピッチャー像があれば教えてください」
宮城大弥投手「投げる試合全勝して毎回完全試合をしたいなとそれくらいすごいピッチャーというか完璧なピッチャーを目指したいと思います無理なんですけど笑。された側なんですけど完全試合は佐々木君に あの圧倒的なすごさを見て刺激をもらいました」
沼尻アナウンサー「今シーズンは自分がと」
宮城大弥投手「まだダメなんでできるようにというか、まだ難しいので完封を目指して頑張りたいと思います
最後は謙虚な目標でしたが、それでもこちら。目標を記してもらった色紙には15勝とキャリアハイの数字を書いてくれました
番組ではこの意気込みが詰まった色紙をお1人にプレゼントいたします。QABのホームページからメッセージを添えてご応募ください。締め切りは1週間・15日までとなっています。
応募フォームはこちら https://www.qab.co.jp/information/newscatchy230109/