きょうは成人の日です。この3連休のうちに、各地で式典が催されていました。成人の対象年齢が変わっても20歳という区切りの年を迎えた若者たちの決意はこれまで通り希望にあふれていました。
スーツや袴、振袖など晴れ着に身を包んだ若者たちが友人との久しぶりの再開を喜びあっています。きょうの「成人の日」を含めた3連休のうちに、各地で門出を祝う式典が開かれました。
代表挨拶・田場敬悟(たば・けいご)さん「次合う時にお互いが素晴らしい大人になっているようこれから頑張っていきましょう」
去年4月に、民法が改正されたことで「成人年齢」が二十歳から18歳に引き下げられたため各自治体は「はたちの集い」や「はたちの記念式典」など名前の変更を余儀なくされました。
(Q.名前が変わったことについてどう思う?)
赤い振袖の女性「(名前は)成人式がよかったです」
(Q.なんでそう思う?)
赤い振袖の女性「成人式っていうくくりがいいなっていう感じです」
スーツの男性「まあ、名前が変わってもやることは一緒ですし、名前よりも内容が重要かなと思うので、そこは気にしてないですね」
世の中の移り変わりが垣間見えた今年、県内では1万6017人が18歳の新成人を迎えました。
多宇諒真(たう・りょうま)さん「みなさんこんばんは。まず、今日は僕のためにこのような会を開いてくれてありがとうございます」
石垣市の白保地区では20年間、育ててくれた両親を前に今年も、笑と涙あふれる感謝の思いが語られました。
多宇諒真(たう・りょうま)さん「えーっと…(母駆け寄り)僕は三人兄弟の真ん中で結構、お父さんとお母さんと一番けんかしたかなって思っています。一つのことにしか集中できなくて、周りのことが見えなくなって、いろんな人に迷惑かけてる時でも、文句を言わないでサポートしてくれたのは本当に感謝しています」
東川平樺乃さん「きょうはお父さんの代わりに私の大好きなお兄ちゃんに立ってもらっています」
母と兄が見守るなか、亡き父の背中を追い続けると決意表明した人もいました。
東川平樺乃さん「私は今ここに残って、お父さんが働いていた八重山自動車学校の事務をしています。いずれはお父さんみたいな教官になれるように勉強して、お父さんを超えられるような指導員になれるように頑張ります」
親から巣立ち、”大人”として新たなスタートを切った若者たちが産まれた20年前は、どんな年だったのでしょうか?
感情の針が大きく振れた2002年に誕生した今はたちの若者たちはどんな未来を描いているのでしょうか?
赤嶺温奈さん「理学療法士になるために今は勉強を頑張っています。島の人石垣島、白保村に貢献できるように頑張りたいと思ってます」
カラフルな振袖の女性「今東京で働いているので、もっと仕事頑張っていきたいと思っています」
スーツ姿の男性「落ち着きのある大人になりたいと思っております」
袴の男性「動物の学校に通っていて、4月からイルカの飼育員になります。誰にも迷惑かけずに、親孝行できるように頑張っていきたいと思います」
振袖の女性「世界に、海外に行きたいので、自分の専門の分野を極めたいです」
スーツ姿の男性「責任感のある計画性を持ったような、これからの未来を創っていけるようないい大人になりたいですね」
20歳の門出を迎え、決意を新たにした若者たちの眼差しは夢と希望に満ちあふれていました。