新たな年が動き出し、きのうが仕事始めでした。今年は3年ぶりに行動制限のない正月を迎えることができました。去年、おととしとはちょっと違う三が日の各地の表情をまとめました。
「ただいまタスキが引き継がれました!!ありがとうございます!」
「トラ」から「ウサギ」へ!干支の引継ぎ式。トラの代理として方言で「トゥラー」と呼ばれる琉球犬の「ハナ」ちゃんから、ことしの干支「ウサギ」の「フク」くんに「今年の主役」と書かれたタスキが贈られました。
「毎年、この(干支の)引継ぎを見に来ているので、今年も来ました。2人とも卯年なので」「初詣も行ったし、そこで合格祈願もしたので、中学受験頑張って、合格したいと思います」「パパとママのお手伝いをいっぱい頑張りたいです」
「トラ」ブルなく執り行われた引継ぎ式のように今年一年は「ウ」まくいきますように!
雲のすき間から顔を出す太陽。2023年、元日。新しい年の幕開けを告げる”初日の出”を拝もうと、平和祈念公園に多くの人が集まりました。
今年一年の幸せを祈願する「初詣」いい御縁に恵まれますようにとさい銭をしたり、おみくじの結果に一喜一憂したりして、神社の境内がにぎやかに彩られました。
「学生なので、テストでいい点数取れますようにとか(願いました)」「家族で幸せの年にしたい」「商売繁盛と健康を願いました」
繁盛といえば…!那覇市のデパートで初商い
花城記者「那覇市のデパートでは多くの人が福袋を求めて、建物の裏まで列を作っています」
年始めお馴染みの「初商い」です!那覇市のデパートでは、午前4時から並んでいた人を先頭に、開店30分前には、およそ300人が列を作っていました。
「(お使いを頼まれたのは)親ですね。親とばあばと」「あたたかい布団です。あと、自分のものもちょっと買ったかな」「毎年のことなので、ミッション達成です」
各店舗あわせて5200個の福袋が用意されていて、多くの人で活気に溢れました。
始まったのは商いだけではありません。一足早く、大人の仲間入りを果たした人たちも…
「保育士を目指しているので、村内で園長になりたいと思います!」「誰にも迷惑かけずに親孝行できるように頑張っていきたいと思います」
世界遺産・今帰仁城跡にはスーツや袴、晴れ着姿のおよそ100人が成人の門出を祝いました。
復興が進む、首里城では恒例行事「新春の宴」が開かれました。奉神門から国王と王妃が厳かに登場し、「朝拝御規式」と呼ばれる儀式に臨みました。
「ずっとコロナで見にこれなかったので、久しぶりに見にこれてよかったです。お正月気分も味わえたので」「まだ残ってた頃の首里城を見たことがなくて、早く復興してもらえたらいいなと思います」
3年ぶりに行動制限のない新年を迎えた今年の正月、コロナ前のにぎわいが少しずつ戻ってきているようでした。