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沖縄戦で犠牲になった人の遺骨を集めるボランティアと市民団体が魂魄の塔の前で集会を行い、この場所から土砂を採掘することに反対の声をあげました。

ガマフヤーの具志堅隆松さんや市民団体のメンバーなどおよそ100人が、1月4日に辺野古の新基地建設のために魂魄の塔近くで鉱山開発が進められようとしていることについて「戦没者の遺骨を基地の埋め立てに使うことはありえない」と抗議の声をあげました。

沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤー・具志堅隆松さん「戦争で殺された人たちを戦争の基地のために埋め立てに使うというのはありえない。こんな戦没者を冒とくするようなことが通用するわけない」

魂魄の塔近くの鉱山開発をめぐっては業者と沖縄県が「採掘で遺骨が見つかった時には工事を一時中止すること」などを盛り込んだ合意案を受け入れていて、業者の再申請を県が受理したことから今後、鉱山開発が進む見通しです。

ガマフヤーの具志堅隆松さんは「国が南部の土砂を使おうとする計画を立てたこと自体が問題」だとして、計画の断念を訴え続けていく考えです。