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県は、12月17日朝までに殺処分を完了させたいとしています。金武町にある養鶏場で死んだニワトリから検出された鳥インフルエンザについて、詳しい検査の結果「高病原性とみられる」ことがわかりました。
県などによりますと、金武町にある養鶏場で飼育されているおよそ4万5千羽のニワトリのうち、2022年12月9日から14日にかけて7千羽以上が死んでいて、県が実施した簡易検査で鳥インフルエンザの「陽性」が判明していました。
その後、遺伝子検査で詳しく調べたところ致死率の高い「高病原性」鳥インフルエンザとみられることがわかり、県内での確認は初めてです。
玉城知事は「非常に厳しい状況だと思います。できるだけ早期にそしてこの小さい範囲で食い止められればといいなと思います」と述べました。
県は、12月16日鳥インフルエンザが出た養鶏場で飼育しているすべてのニワトリの殺処分に着手するなど防疫措置を実施しています。
金武町・仲間一町長は「この養鶏場のある場所は県でもバードウオッチングの盛んなところで、渡り鳥が多数生息している場所でもあって心配ではある」と述べました。金武町の仲間町長はこれ以上の拡大を防ぐために全庁体制で取り組むとしています。
玉城知事は「県が行う防疫措置に対する支援、財政支援そして国の蓄積された知見をいかし発生原因の早期の究明や感染防止対策についてぜひご指導お願いしたい」と述べました。
玉城知事は、藤木眞也農林水産大臣政務官とオンラインで面談を行い、国に対し防疫措置や財政などへの支援を求めました。これに対し、藤木政務官は原因究明のため疫学調査チームを県に派遣したいとの考えを示したほか、早期解決に向け協力していくと述べました。