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名球会ベースボールクラシック

プロ野球界のレジェンドたちが那覇に集結した「名球会ベースボールクラシック」です。子どもたちはもちろん、保護者や熱烈なファンまで往年のスター選手たちの姿に沸きました。

来場者「(Q.きょうお目当ての選手は?)栗山選手。栗ちゃん(栗山選手)は名球会に入ったので応援したい」

来場者「守備がキャッチャーなので古田選手が見たいです」

来場者「(山本浩二選手に)赤ヘル軍団のあの頃のような素晴らしいプレーを見せていただきたい」

来場者「ホームランを打つところ(が見たい)です」

日米通算203勝、黒田博樹やハマの大魔神こと佐々木主浩(かづひろ)350勝投手、今年84歳になる米田哲也ら球界のレジェンドが那覇に集結。

沖縄で初めて開催された「名球会ベースボールクラシック」

現役から往年の選手まで打者は2,000本安打。投手は200勝、または250セーブを達成した球界を代表する選手たちの姿を見ようと球場には子どもから大人まで幅広い年代のファンがかけつけました

試合前には野球教室も行われスター選手たちから野球少年・少女たちが直接指導を受けました

和田打撃指導「ゴロになった~ゴロになるのはダメなスイングってことだよね。おーいいねぇライナーの時はいいんだぞ、おーいいじゃん」

古田敦也選手のミットを借りた小学6年生「(ミットは)硬かったです。(古田選手は)身長高いし、がたい良かったです」

山本昌広投手にピッチングを教わった小学6年生「山本選手に足をまっすぐ出すことを教わりました。練習の時に毎回それを意識してストライクをいっぱい取れるようにしたいです」

野球少女3人(小学6年生)「(教わった)選手はわからないんですけどバッティングの時にバットが下がっていたり腰をもう少し振った方がいいと教わりました。バットを振る時に前に突っ込みすぎていると言われて直せたのでよかったです。次の試合のプレーに生かしていきたい」

小学生にとっては現役時代を知らない選手も多かったようですがそれでも間近で見る大きなレジェンド選手たちのそばで目を輝かせながら練習に取り組んでいました。

そんな子どもたちにも刺激となるような試合をしたいオールスター戦ですが試合前には古田敦也理事長が一言。

日本プロ野球名球会 古田敦也理事長「往年のスターたちにもう往年のプレーはできません。皆さんどうぞ温かい目できょうの野球大会を楽しんでいただきたいと思います」

セ・パ対抗で行われた試合。パ・リーグの先発は通算251勝をあげた東尾修。対するセ・リーグの1番打者は通算2339安打、4度のホームラン王に輝いた山本浩二。

結果はフォアボールでしたが往年のファンにはたまらない対決に会場からは拍手が起こります。試合はパ・リーグが3点を追いかける6回に今シーズンまでロッテの監督をつとめていた井口資仁(ただひと)や来シーズンから西武の監督をつとめる松井稼頭央のタイムリーなどで4点をとり逆転。

そのまま5対4で既定の7回が終わり試合終了…かと思われましたが。

浩二監督の土下座で泣きの延長1イニングが実現します。しかし、延長でもさらにパ・リーグが追加点をあげる形となり結果6対4でパ・リーグの勝利。

剛速球や特大ホームラン、というわけにはいきませんでしたがそれでもレジェンド選手らの笑顔のプレーに会場も盛り上がりました。

MVP 松井稼頭央選手「子どもたちがさらに野球を好きになりプロを目指して頑張ってくれることを楽しみにしていますし、あの時野球教室をしてもらった子どもだよとそのくらいの選手が一人でも二人でもさらに多く出てきてくれることを楽しみにしています」

寺崎アナウンサー「もしかしたら子どもたち以上に親世代が一番興奮したイベントだったかもしれませんね。私も小さい頃野球をやっていたんですがこんなレジェンド選手たちのそばで野球ができるというのは羨ましいなと思いました。オフシーズンは沖縄での野球教室なども増えてくるので子どもたちにはぜひたくさんのことを学んでほしいと思います」