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11月に那覇市で大手コンピュータ会社の社員と名乗る人物が言葉巧みに8万円分の電子マネーをだまし取る詐欺事件が起きていて、警察が不審なメールや電話を信じて現金などを渡さないよう注意を呼びかけています。

警察によりますと11月26日、那覇市内に住む60代の男性がノートパソコンに「ウイルスに感染した」というメッセージと電話番号が出てきたため連絡したところ、マイクロソフト社の社員を装った人物が応答したということです。「パソコンを回復させるには料金が必要だ」という話を信じた男性はコンビニに駆け込んで購入した4万円分の電子マネーカード2枚の利用番号を教えたところ、あわせて8万円分の利用権をだまし取られました。

その後も料金を請求する連絡が続いたため、不審に思った男性が警察に相談したことで今回の詐欺事件が発覚しました。

2022年に入って沖縄県内で13件の特殊詐欺が起きていて、被害額は2000万円あまりにのぼっています。「現金を求める不審なメールなどが来ても一人で判断せずに相談してほしい」と警察が呼びかけています。