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在沖アメリカ軍基地の周辺から有機フッ素化合物・PFASが検出されている問題で西村環境大臣は、汚染の問題に関する県などの要請を受け、年明け以降、専門家会議を設置し、目標値の検討などを始めることを明らかにしました。
西村環境大臣は「年明け以降に専門家会議を設置して、PFOSなどに関する水環境の目標値などの検討、PFOS対策の全体戦略の検討、これを開始したいと思っております」と述べました。
人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASによる汚染問題については、これまでに県や宜野湾市をはじめ市民団体などが国による環境基準値の設定や基地内への立ち入り調査などを求めてきました。
こうしたなか、西村環境大臣は12月2日、年明け以降、専門会議を設置し、PFASに関する水の目標値や対策について検討を始めることを明らかにしました。
今回の国の対応についてPFAS汚染から市民の命を守る連絡会の伊波義安共同代表は「PFASが人の身体にどのような影響を及ぼすのか、科学的知見に基づいて厳しい値を設定するべき」だと述べました。
また、西村大臣は2021年、各都道府県が実施した公共用水域の調査と地下水の水質調査の結果を環境省がとりまとめ、2022年度内にも公表する方針であると説明しました。