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県内で深刻化する水の汚染PFASの問題で10月15日、市民団体が行った血中濃度の検査結果が公表され、全国平均よりも高い濃度で検出されていたことが分かりました。

2022年6月から7月にかけて、「有機フッ素化合物(PFAS)から市民の生命を守る連絡会」が基地周辺を含む6市町村7地域で18歳以上の387人を対象にPFASが血中にどれだけ含まれているかを調べ、京都大学に分析を依頼していました。

連絡会は15日、分析結果を公表し、環境省が2021年に全国で行った調査の平均値よりもPFOSが最大で3.1倍、PFOAが最大で3倍、PFHxSが14.3倍と特に基地周辺の市町村で高い濃度で検出されていたことが分かりました。

分析を行った京都大学の原田浩二准教授は今回の調査で市民が主体だったことを踏まえ「行政が調査をさらにひろげて取り組む必要がある」と指摘しています。

連絡会では分析結果をもとに今後、県や国に対して調査地域の拡大や汚染源を特定するための基地内立ち入り調査などを求めていく考えです。