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首里城正殿の後ろに掲げられ、火災で消失した3つの「扁額」を復元するにあたり試作品の制作を始めることが決まりました。

首里城扁額製作検討委・安里進委員「(復元は)琉球の技術それから中国の規定それから実際に作られた中国台湾の扁額の事例、こういうものを参考にして、かなり精度の高い扁額が復元できると思っています」

首里城の火災で消失した「扁額」の制作をめぐっては今回、尚家の古文書や中国皇帝の資料など詳しい内容を確認できたことからより高度な復元ができると期待されています。

平成の復元の時に用いた朱色の漆から「黄色」に変更されます。また、漆に金箔を塗って表現していた額縁の龍の模様は彫刻を施すことになりました。

2022年度末から2023年度の半ばあたりまでに扁額の試作に取りかかり王座に掲げられていた「中山世土」の扁額については全体の半分の大きさをつくって見せる復興に活用することが検討されています。