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食品の値上げの波が止まりません。このうちビール・酒類が、2022年10月1日から一斉値上げが予定されていて、家飲み需要に直撃しそうです。

買い物客は「全体的に上がってて、大変だなって思います」と話しました。また高齢者は、「年金が上がったら、別に上がってもいいんだけど、年金は下がる一方ですから、だいぶ大変ですよ。切り詰めてもいるんですけど、それでも間に合うかどうかなんですよね」と話しました。

2022年10月から値上げが予定されている食品の数は、帝国データバンクの調査によると6500品目にのぼります。このうち大手メーカーが一斉に値上するのが、ビールなどの酒類です。

オリオンビールも2022年10月1日出荷分からほとんどの商品の生産者価格を値上げすると発表しました。対象は、ビール類、チューハイ・サワー類、瓶・樽詰商品など合計44品目です。

比嘉チハル記者は「ビールケースのおまけについているのは、なんと食用油です。10月1日から一斉値上げされる酒類では、あの手この手で、まとめ買い需要を喚起しています」と伝えました。

那覇市内のスーパーでは、駆け込み需要に備え、まとめ買いのコーナーが設けられ、9月22日は、オリオンビールの村野一社長自ら、商品を陳列する品出しを手伝いました。

オリオンビール・村野一社長は「原材料や運搬のコストの値上がりは、大変激しいものがあります。御愛飲いただける価格で提供したいという企業姿勢には変わりがありませんけども、ビジネスパートナーの人達への配慮もありますので、断腸の思いですけども、値上げをすることにいたしました」と述べました。

オリオンビール製品の値上げは、瓶や業務用の樽では4年ぶり、缶では14年ぶりで店頭価格は、4%~10%の上昇となる見込みです。2022年に入り、相次ぐ値上げラッシュで家計を直撃するなか、さらに消費者の財布のひもが固くなりそうです。