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島の基幹産業であるサトウキビの被害額は5600万円あまりにのぼりました。

9月16日から9月17日にかけて大東島地方を暴風に巻き込んだ台風14号の爪痕が徐々に見えてきました。

910hPaという2022年で最も低い気圧に発達した台風14号は大東島地方を暴風域に巻き込みながら通過していったことで、南北大東島は9月16日から9月17日にわたって激しい雨や風が吹き荒れました。けが人や建物の被害は確認されませんでしたが島の基幹産業であるサトウキビの塩害などが心配されていました。

県農林水産部によりますと台風14号によるサトウキビの被害額は速報値で5651万8000円にのぼっています。内訳をみると北大東島は3558万9000円で南大東島は2092万9000円となっていました。

大東島地方では8月下旬に襲来した台風11号の時にサトウキビが大きな被害を受けていて、その被害額は3億5000万円以上にのぼっていました。

度重なる台風で発生したサトウキビ被害について県は現地の職員による営農指導を行うなど支援に乗り出す考えです。