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まずは、台風情報です。強い台風12号は、先島諸島から次第に遠ざかっていますが、引き続き、高波に警戒し強い風に注意が必要です。

台風12号は、9月13日午後3時には石垣島の北の海上およそ190キロの位置にあってゆっくりとした速さで北に進んでいます。先島諸島は、まだこの台風の強風域に入っていて引き続き、高波に警戒し強い風に注意が必要です。

昼前に暴風警報が解除された石垣島では、飲食店のスタッフが夜の営業に向けて後片付けをする姿がありました。

飲食店のスタッフは「風が思ったより強かったので、外さないと割れちゃうので、付けなおしていました。(台風のため)仕入していたものが使えなかったりするので、もう一度仕入れなおしたりとか、生鮮食料品がどうしても手に入りづらいのでその辺は苦労しますね。」と答えました。

スタッフは、島に船が入港できるようになるまでは食材も満足に購入できず、店ではメニューを縮小せざるを得ないと肩を落としていました。

停電の被害も依然として残っていて、9月13日午後4時現在で780戸がいまだ復旧していません。

台風12号 石垣から中継

台風12号関連・最新情報

今回の台風12号は、非常にゆっくりな動きで先島諸島を通過しました。長い時間、暴風域に入っていた石垣島の現在の様子について取材をしている花城記者に伝えてもらいます。

台風から一夜明けた石垣島です。1日以上、猛威を奮っていた暴風雨は朝には落ち着きを見せましたが、9月12日夜から市内各地で停電が相次ぎ復旧活動が行われていますが、9月13日午後6時現在でも700戸が停電していて、沖縄電力では9月13日の夜の復旧を目指しています。

市内では、御嶽の敷地内に大きな倒木があったり、停電の影響で信号がつかない交差点では車が慎重に走っていました。市街地では、朝から店先を掃除したり、装飾を戻すなど、開店準備をする人たちの姿が見られました。

昼前に、暴風警報が解除され登野城小学校では、児童は9月13日午後1時までに登校して風に飛ばされてきた木の葉をはいたりしたあと授業が再開しました。

新石垣空港では、午後から運航が再開し何便か欠航があったものの、大きな混乱は起きていない様子でした。

石垣島と離島を結ぶフェリーは3日連続で全便欠航となっていて、9月14日も午前9時台までの便は欠航が決まっています。台風は、島から離れていっているものの気象台では引き続き、高波に警戒し強い風に注意をするよう呼びかけています。