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台風１２号がゆっくりとした速度でノロノロと北上を続けています。先島諸島は２週連続で台風の襲来を受けた形です。
週明け月曜日の９月１２日に台風の強い雨風にさらされた沖縄県の石垣島では停電や交通機関の乱れなど生活に大きな影響が出ました。
花城桜子記者・立ちレポ「石垣市内の住宅街です。建物の屋上に設置された貯水タンクが風にあおられ落下し、車のフロントガラスが割れました」
ゴロンと転がる大きな貯水タンク、粉々に砕けたフロントガラス…アパートの屋上に設置されていた貯水タンクが落下して車に直撃しました。
大きな街路樹が根元から根元から折れています。路上にはみ出して車道をふさいだたためそばを通る車が注意深く避けて走っていきます。
９月１１日夜に、台風の暴風域に入った石垣島では市内各地に影響が出ました。空の玄関口「新石垣空港」は終日閉館しました。ターミナルに向かう道路のゲートが固く閉ざされています。
２つの路線バスも９月１２日は始発からすべての便が運休を余儀なくされました。市内２カ所の避難所には１１世帯１７人が避難して台風が過ぎ去るのを待っていました。
東京からワーケーションで来た女性「朝８時くらいに停電して電源がなくなってしまったので困っていた。停電がいつまで続くのか仕事ができなくなってしまうのでそれがいつまで続くのかが不安」
９月１２日午後５時の時点で石垣市内では１３００戸で停電が起きていて台風の暴風域に入っているため復旧のめどはまだ立っていないということです。
先島諸島では９月１３日にかけて吹き返しの猛烈な風が吹くことが見込まれています。沖縄気象台が暴風や高波に厳重に警戒するよう呼びかけています。