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非常に強い台風11号は石垣島の南の海上を北上していて今後、週末にかけて、先島諸島にかなり接近する見込みです。進路が複雑で週末にかけて大きな影響を及ぼすとあって暮らしへの影響が心配されます。

濱元晋一郎記者「宮古島市、午後に入り風が強くなっています。また、青空を隠すように雲の量も増えてきました」

9月1日に2学期が始まったばかりの宮古島市では9月2日はほとんどの小・中学校で授業を午前中で切り上げ、臨時休校にしました。すでに給食が出ないことが決まっていたこともあり昼を迎えた段階で保護者が子どもの迎えに来ていました。

保護者「あまり外へ出られないので屋内で安全に過ごせたらいい」保護者「夏休み明けでかわいそうと思うけど、ちょうど週末にあたるので家でゆっくり勉強を一緒にやろうと思っています」

こうしたなか、空の便にも影響が出ています。石垣島や宮古島と本島、東京などを結ぶ便ですでにいくつかの航空会社が欠航を決めています。宮古空港は9月3日の飛行機が全便欠航となったためターミナルの終日閉館です。

せっかくの夏を楽しもうと宮古島に来ていた観光客からは落胆の声が聞こえてきました。

観光客「あす帰る日だったんですけど、飛行機が延期になって帰れなくなってしまった」観光客「やりたかったこと、宮古島でダイビングとかですね。海味わいたかったんですけど、できないじゃないですか荒れていて」

台風の影響で大荒れの海…マリンレジャーを楽しめるような状況ではありません多くの業者が痛手を受けていました。こちらのダイビングショップでは台風の直撃が繁忙期の週末と重なってしまったため多くの予約をキャンセルせざるを得なくなりました。

臨時休校…ダイビングショップに悲鳴 台風11号 暮らしを直撃

ステップイン・ダイバーズ・スクール宮古島森謙一さん「だいたい30万から60万くらいはこの期間だけ売り上げは全部でなくなった。毎月なにもしなくても40~50万くらいのお金は最低でも出て行ってしまうので、それを考えるとやっぱりこの金額は大きいですね。せっかく楽しみにいらしてるお客様、もしくは、場合によっては到着してしまっているお客様もいらっしゃるので、その方たちに中止になりましたって連絡をするのはどうしても悔しいし、悲しいですね」

進路の読めない「迷走」台風に先島諸島が翻弄されています。