現職と新人2人による三つ巴となった今回の県知事選挙。先週木曜日の告示以降、各候補者は街頭などで有権者への支持を訴えています。
無所属の立場で選挙戦に挑む下地さん。告示日の夕方には沖縄市で街頭演説を行い、復帰50年からたった今、これからの沖縄のために保守でも革新でもない新しい政治の流れを作ると支持を訴えました。
下地幹郎候補「この選挙に勝つということは何を意味するかといえば、これまでの50年間とはまったく違う政治が沖縄からスタートするということです。今までの知事がやったことないもの、それをやるのが下地幹郎の仕事です。ちっちゃい、大きいではない。今までやってないことをやっていく。知事としての4年間の役割をやらせていただければ、必ず沖縄変えて見せます。面白い沖縄をつくっていきます。どうか皆さん期待してください」
国政与党の自民公明の支援を受け県政奪還を目指す佐喜眞さん。28日、豊見城市内で集会を開き、次年度の沖縄関連予算の概算要求が減額になったことに対し現県政の対応を疑問視しました。
佐喜眞淳候補「やはり県民に必要な額は県民の代表である知事が政治折衝すべきなんです。予算をとらないと県民が大変になる。これだけになると経済は公共投資、公共事業は間違いなくできなくなると思う。そうするとボディーブローのように経済にものすごく影響してくる。場合によっては倒産する企業もあるかもしれないし、失業する方もいるかもしれない。それを救うため、仕事を与えるためにも予算をとってくる」
現職で2期目を目指す玉城さん。28日は応援にかけつけた立憲民主党の蓮舫参院議員らと街頭に立ち今年から始まった新しい振興計画のかじ取りを担わせてほしいと訴えました。
玉城デニー候補「我々は県民の実感できる幸福をしっかりと形にするために令和4年以降、新しい沖縄の振興計画、新・沖縄21世紀ビジョン基本計画を策定し、5月15日政府に認めていただいて正式にスタートさせていただいた。令和4年から始まった新・沖縄21世紀ビジョン、向こう10年間2032年までの計画の大事な、令和4年の県知事選挙です。この4年間のかじ取りは玉城デニーにぜひ任せてください」
今後の沖縄の方向性を決める県知事選挙。来月11日に投開票が行われます。