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2022年最大の政治決戦の幕が切って落とされました。任期満了に伴う県知事選挙が8月25日告示され、現職と新人のあわせて3人が立候補しました。

県知事選挙には、届け出順にいずれも無所属で、新人で元衆院議員の下地幹郎さん。新人で前の宜野湾市長の佐喜眞淳さん。現職の玉城デニーさんの3人が立候補しました。

下地幹郎候補は「この選挙の争点は、この普天間基地の辺野古移設の問題を解決する。26年間、沖縄県民が争い続けている、この現実を私達は解決していかなければならない。教育の無償化をやって、そして間違いなく、経済も国に頼らない政策を作って、そして私は、次の世代のZ世代に、私達の沖縄をつないでいく」と訴えました。

佐喜眞淳候補は「県民の命と暮らしを守る、そのような強い覚悟と信念を持って絶対に県知事へと当選する。基地問題を終わらせて未来へとつなげていく、それができるのは私佐喜眞淳しかいない。普天間飛行場を2030年までに返還をし、若い人がチャレンジをできる、そんなような跡地利用を行っていきたい」と訴えました。

玉城デニー候補は「これからもぶれることなく辺野古に新基地を造らせない、そのことを全身全霊で取り組んでまいります。9月11日のその審判が下る日まで堂々とそしてしっかり地に足をつけて私の政策を訴えてまいります。誰一人取り残さない、優しい沖縄の社会を実現する。新時代沖縄のさらに先へ子どもたち若者女性の笑顔が輝く古里沖縄づくりのために正々堂々と訴えてまいります」と訴えました。

【記者解説】県知事選

ここからは選挙担当の船越記者です。県内最大の政治決戦と言われる県知事選ですが、今回の選挙戦はどのような構図になっているのでしょうか。

当初はいわゆるオール沖縄勢力が推す2期目を目指す現職の玉城さんと国政与党の自民公明が推薦する新人佐喜眞さんによる前回選挙と同じ顔ぶれでの選挙戦が予想されていました。しかし、先月に入って下地さんが出馬を表明し、二人に割って入ったことで三つ巴の選挙戦となりました。

今回の選挙戦の争点はなにになるんでしょうか。

まずは現職の1期4年の県政運営への評価です。そのほかにも新型コロナで落ち込んだ県経済の立て直しへの政策、子どもの貧困対策などが挙げられ各候補が政策を打ちしています。

そのほか辺野古新基地建設問題をめぐっては下地さんが、現在埋め立てられている場所はオスプレイの駐機場として活用し軟弱地盤の部分は埋め立てないとしています。

佐喜眞さんは、辺野古移設容認の立場で、2030年までに普天間基地を返還を実現すると主張しています。玉城さんは、これまでと同様、辺野古新基地建設の反対の姿勢を明確するなど辺野古に対する考え方については違いが鮮明に出ている選挙となっています。

そのほか沖縄が抱えている様々な問題について各候補がどのような政策を打ち出しているのかなど、今後も県知事選についてお伝えしていきます。県知事選はあすから期日前投票が始まり、投開票は来月11日です。