そんな中学生の活躍に続いて、きょうは様々な世代の活躍をお伝えしていきます沖縄初開催となったこちら。小学生の女子力士たちが日本一をかけて戦ったわんぱく相撲女子全国大会です。たとえ障害があってもなんのその。86歳のスイマーの話題と続けてどうぞ!
沖縄で初開催となったわんぱく相撲女子全国大会。都道府県大会を勝ち抜いた小学4年生から6年生まで合わせて110人あまりが出場し各学年の日本一をかけて熱い取り組みを見せました。
沖縄から小学5年生代表で出場したのが伊江村立西小学校の新保希乃颯(しんぼ・ののか)さん。父の礼人(ひろと)さんが練習に付き合い、初めての全国大会出場を決めました。
新保希乃颯さん「緊張してる。悔いの残らないような試合をしたいです」
父・礼人さん「この子たち柔道をやっているんですけど、コロナで家で何かできるものがないかなということで伊江島は相撲が盛んなものですから」
コロナ禍で柔道の試合が中止や延期になる中で取り組んだ相撲でしたが6月の沖縄大会ではわずか2~3か月の稽古で妹とともに優勝を果たしました。
妹・礼乃颯(れのか)さん「頑張ってね!」
沖縄大会後にコロナにかかり全国大会前は2週間程度しか練習ができずやや不安もある中でのスタート。初戦となる2回戦。危なげなく寄り切り全国大会1勝目をあげます。
すると、父・礼人(ひろと)さんは希乃颯さんのもとへ行き、次の試合へアドバイスを送ります。新保希乃颯さん「思い切りいけと言われました」
続く3回戦。父・礼人さん「思い切りよ」
やや体格の勝る相手に前に出ることができず押し出され敗退となりました。
新保希乃颯さん「悔しかったです」父・礼人さん「(コロナで)日が取れないなか大変だったと思うんですよ試合に臨むモチベーションも下がっていたと思うのでそんななか頑張ってくれたので良かったです」
新保希乃颯さん「ありがとう」父・礼人さん「どういたしまして」
沖縄勢は希乃颯さんがあげた1勝が唯一の勝利となるなど、全国のレベルは高く、6年生の部では男子顔負けの体格を誇る選手が。去年もこの大会で優勝している大阪の楠田空楽さん。
その楠田さんに対しがっぷり四つで戦える選手がいるのが今の小学生力士たちのレベル。まだ第3回と歴史も浅いわんばく相撲女子。沖縄勢の今後の躍進にも期待したいところです。
楠田空楽選手(大阪)「(目標は)中学で世界大会とか色々な大きな全国大会に出て優勝して有名人になることです!」
一方こちらは、58回目となる、県身体障害者スポーツ大会 水泳競技会。
新型コロナの影響で、3年ぶりの開催となりました。出場した選手たちはそれぞれの障害や年齢の枠を越えて、25m・50mのレースに臨み、ゴール地点に到達すると、観客からは大きな拍手が起こりました。
屋比久一男さん「まさかきょう泳げると思っていないので、泳いでもないし、泳げるかどうか(笑)途中で沈まんかな(笑)」
今大会最年長での出場となる、86歳の屋比久一男さん50年ほど前に産業事故で左腕を失い、以来義手を付けていますが水泳を始め様々なことに挑戦していて普段は南城市の斎場御嶽でガイドもしています
38秒41。90歳近くとは思えない俊敏な動きで25mプールを泳ぎ切り、大きな拍手を受けていました。
屋比久一男さん「普通は練習もするんだけどぶっつけ本番でやったので33もう息切れしていた」
南城市の身体障がい者福祉協会の会長も務める屋比久さん。3年ぶりに大会ができたことに喜びを感じていました。
屋比久一男さん「全部顔見知り、何年も一緒にあれしていたので、久しぶりに見たら元気だったか、コロナは大丈夫だったか、兄弟以上に会うのが懐かしいみたいな感じで、何年ぶりかに会ってみんな感動しています。大会というよりも、きょうは誰が来るのかなとみんなと会うのが一番の楽しみ」