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県内の感染拡大が収まらないなか玉城知事は、国の「BA・5対策強化地域」指定に伴う県の対処方針を8月10日から適用すると発表しました。
玉城知事は「新型コロナにかかる医療スタッフの休職者は1200人を超え、コロナ対応だけではなく一般医療を含めた救急体制の維持が困難となっており、高齢者施設などで酸素投与が行われるなど医療のひっ迫は深刻です」と述べました。
玉城知事は会見を開き、新型コロナの感染拡大で医療提供体制が深刻な状況であると明らかにしたうえで、国の「BA・5対策強化地域」指定を受けて、新たにまとめた県の対処方針を8月10日から8月31日までの期間県民や事業者に協力を求めていくと述べました。
新たな対処方針の期間中には「4人以下2時間以内」の会食や高齢者施設などでの定期検査の参加率の向上や施設職員と利用者へのワクチン接種を推進、来訪者に体調不良の際の旅行自粛を求めることなど重点的に取り組んでいきたいとしています。
玉城知事は「あなた自身やあなたの大切な人を守る行動が医療と社会と経済を守ることに繋がります全ての県民事業者の皆さまのなお一層のご協力をどうぞ宜しくお願いいたします」と述べました。県によりますと8月10日新たに5063人の感染が確認されました。
8月10日時点の入院者数は665人で、前の日より22人増え、病床使用率も87.3%と依然、高い状態が続いています。また県は、30代から80代までの男女5人の死亡も発表し県内で亡くなった人の累計は530人となりました。