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首里城火災で焼失した南殿に関する新たな資料が見つかり、平成の復元とは違う形で復元できる可能性が出てきました。
21日に開かれた首里城復元に向けた技術検討委員会の会合で、1935年頃に森政三が作成した「首里城南殿番所」の平面図が見つかったほか、南殿の2階部分の写真が複数確認されたことが報告されました。
新たに見つかった南殿の写真では壁に漆が施され、床が畳の日本式の大広間だったこともわかり、平成の復元では展示場だった場所を大広間に復元できるか検討するとしています。
また、今まで南殿や黄金御殿などで展示保管していた収蔵品の管理・防災機能の拡充を行うとともに、中城御殿においても収蔵機能の役割分担のもと整備を検討するということです。
北殿・南殿など周辺施設の復元は2022年度で復元基本方針を検討し、2023年度に全体的な基本計画を策定、2026年の正殿完成後の工事着手を目指します。