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また、県は、21日新型コロナの感染拡大や新たな感染症に備え、人工心肺装置・エクモを装着した重症患者の搬送を想定した研修を行いました。
研修には、県内5つの重点医療機関の医師や看護師、臨床工学技士らおよそ30人が参加し、離島から本島、本島から県外などへエクモを装着した重症患者を搬送するシミュレーションを実施しました。
参加者は、航空自衛隊のC2輸送機に設置された機動衛生ユニットと呼ばれる特殊コンテナの中で、エクモの電源が落ちるなどトラブルが起きたときの対処などを学びました。
研修に参加した県立八重山病院の医師は「(新型コロナの感染が)沖縄県、八重山も大変な状況なんですよ。こういう時期だからこそ、意味のある非常に重要な訓練だと思います」と話し、県立南部医療センター・こども医療センターの臨床工学技師は「沖縄は離島県ですので、搬送などに携わることがあると思うので、この経験を絶対生かして、何かあったときに対応できるよう院内に持ち帰りたい」と話していました。
エクモを装着した患者の航空搬送を想定した訓練は、全国でも珍しいということです。