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在宅で看護を続ける家族や実際に携わる看護師の体験談を通じて現状を知る講演会が琉球大学で行われました。

この講演会は、現在、看護師や助産師などの医療従事者をめざす学生を対象に開かれたものです。

そのなかで、2011年に、マイコプラズマ脳症と診断され自宅で人工呼吸器を装着しながら在宅で看護を続ける元花恋さんと母親・久美子さんが登壇し、娘の日常を紹介した上で学生たちに意識してほしいことを伝えました。

元久美子さんは「あんまり構えないで来ていただきたいです。普通に生活しているだけなので、それに皆さんの医療的な知識を私たちにくださって、助けていただきたいなって本当に普通のことなので。」と話しました。

また、花恋さんを実際に看護する玉城直美さんは、療養者やその家族との信頼関係の築き方などについて話しました。

参加した学生は「病気とか疾患とか症状に目を向けるだけじゃなくて、その人らしさとか、本人や家族の希望に寄り添って最善な看護を提供することが訪問看護の一番大事な役割だと思っています」と話しました。

学生たちは貴重な話に触れることで在宅看護の重要性を改めて学んでいました。