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沖縄県の疫学統計委員会 今週最大3万人と予測

新型コロナウイルスの感染者が初めて3000人を超え過去最多となった7月12日、県の疫学・統計解析委員会は、今週1週間の感染者が最大で3万人に達する見通しとの分析結果を公表しました。

委員会では新型コロナの感染者1人が何人に感染させるかを示す実効再生産数を、先週の値で沖縄本島で1.29と算出、また宮古で1.39や八重山で1.79と、「全県的に急速に感染者数が増加している」と警鐘を鳴らしています。

県はこれまで、子どもを中心とした流行から壮年層、いわゆる親子世代への感染が移行している分析しています。

また、感染が増加した要因として、これまで抑制されていた人々の交流や活動が活発になったこともあるとしながら、従来のオミクロン株より感染力の強い「BA・5」への置き換わりが進み市中感染の影響もあるとしています。

委員会では、今週1週間で新規感染者数を2万から3万人に達すると見込んでいて、入院できない患者が多発し、死亡者が増加する恐れがあると医療崩壊の懸念も示した上で、何らかの社会的制限が求められる状況だと結論しています。