沖縄県内では7月11日新たに943人の感染がわかり8日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。新型コロナの感染再拡大で医療ひっ迫の懸念が高まっていることから本島と八重山圏域に基本的な対策の徹底を呼びかける”感染拡大警報”が出されました。
玉城知事「感染拡大の要因としてオミクロン株・BA・5への置き換わりが進んでいること、また、行事など県民のみなさまが多くの方と交流する機会が増えていることも感染拡大の要因と考えられます。このままですと、救急医療を維持できない状態になりかねません」
感染の急拡大によって病床使用率が60%を超えて入院調整に負荷が生じるとされる水準になったことから本島と八重山圏域に”コロナ感染拡大警報”が出されました。期間は7月11日から7月24日までの2週間です。
一方で、子どもの流行が顕著で飲食に伴う感染拡大は少ないことを理由に会食における”4人以下2時間以内”の制限は求めませんでしたが大人数や長時間集まる会食を控えるよう求めました。
県内では7月11日新たに943人の感染が確認され1週間前と比べて275人増えました。また、「BA・2」よりも感染力が強いとされているオミクロン株の派生型「BA.5」は新たに30検体確認され、検出率が13.0%と置き換わりが進んでいるということです。宮古島市の公的機関で男性51人が集団感染する職場内のクラスターが発生したこともわかっています。
玉城知事「ご自身と大切な方を守るため、コロナにうつらない、うつさない意識を心がけ、連休後の夏休み前の感染拡大防止に、ぜひ、県美日がんとなって取り組んでいきたいと思いますので、みなさまのご協力をよろしくお願いします」
県内では過去2年間、夏休み前の3連休から感染者が増加する傾向にあり、県は夏休み前に感染拡大を食い止めたいとしています。