※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

伊波さんと古謝さんが激しく競り合い事実上の一騎打ちとなった今回の参院選について沖縄国際大学の前泊教授は「若い世代の台頭を感じさせる選挙だった」と分析しています。

沖縄国際大学・前泊博盛教授「これだけ僅差で激戦になっているということは辺野古問題だけじゃない、経済についてもしっかり争点として捉えて、そして、その解決策を示してほしいという、これが今回の選挙で示された民意の要求だったと思いますね」

伊波洋一氏「県民が求める平和な暮らし、安全な暮らしの実現を沖縄にあるために取り組んでいきたいと思いますし、77年前に起こったこの沖縄戦という教訓をしっかり受け止めて二度と戦場に戻ることのないようなそういう沖縄にしたい」

「オール沖縄」の支援を受けて辺野古新基地建設の反対や新型コロナで落ち込む経済の回復などを柱に据えて選挙戦を展開した伊波さんが激戦を制しました。

自民党・公明党の支援を受け元総務官僚としての実績と若さを前面に打ち出した古謝さんでしたが課題の”知名度不足”を埋められませんでした。

古謝玄太氏「知名度もゼロだとわかったうえで戦ってきて、日に日に様々な方から頑張れと声を頂くようになっていましたけれども、私の訴えがまだまだ足りなかったということで考えています」

沖縄国際大学・前泊博盛教授「あの無名の新人ですらこれだけのですね、ベテランと対等に戦えるというこういう力を見せてきたっていうのはですね、逆に言えば沖縄の新風・若い世代が、こういう形で政界に入ってくるという可能性を見せた選挙戦だったと思いますね」