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「9月に行われる県知事選の前哨戦」と位置付けられた今回の参院選では現職の伊波洋一さんが新人の古謝玄太さんとの接戦の末、再選を果たしました。
事実上の一騎打ちを2888票の僅差で勝利した伊波さんは当選から一夜明け、少し落ち着いた表情で2期目への意気込みを語りました。
再選を果たした伊波洋一氏「私としては県民の声がどこにあるのかというのをしっかり受け止めながら、国政の場で沖縄の代表として取り組んでいきたいと思っている」
「オール沖縄」の支援を受けて辺野古新基地建設の反対や新型コロナで落ち込む経済の回復などを柱に据えて選挙戦を展開した伊波さんが激戦を制しました。
伊波洋一氏・当選直の喜び「基地のない平和な沖縄を目指してですね、そのような思いで取り組んでいきたい。そして、また、子どもたちのことを最大限に取り組みながら経済の回復、そして、また、県民生活の回復を国政の場で取り組んでまいります」
自民党・公明党の支援を受け元総務官僚としての実績と若さを前面に打ち出した古謝さんでしたが課題の「知名度不足」を埋められませんでした。
古謝玄太さん敗戦の弁「活動がそれだけまだ足りなかったということだと思います。知名度も含めて私の政策を訴える力も含めて一歩足りなかったということだと思っております」
今回の参院選では投票率が50・56%で前回と比べて1・56ポイント上回りました。