めざせ甲子園!きょうは那覇商業高校です。限られた時間や環境の中で選手たちは共通のスローガンのもと夏を目指しています。また、チームには意外な練習も。活躍してインタビューを受ける準備はばっちりです。
部員一丸となって夏へと向かう那覇商業高校。秋は1回戦負けを喫したチームでしたがその秋、盲腸で投げることができなかったエースでキャプテンの榮優輝が復活。悔しさをバネに挑んだ春は1回戦で延長13回を一人で投げぬき、チームをサヨナラ勝利に導くなど夏に向け頼もしい投球を見せました。
那覇商業 榮優輝主将「秋の大会、ピッチャーだったけど盲腸のせいで背番号5をもらって、春の大会では1番をもらって、1をもらうのは簡単な理由ではもらえないので、今まで自分が練習してきた成果を出せたらいいなと思いながらピッチングしていた」
自信を深める好材料も出てきているチームは限られた時間や環境の中でも、より内容の濃い練習をしながら夏に挑もうとあるスローガンを掲げています。それが…
那覇商業 榮優輝主将「常在戦場」という言葉をスローガンにしていて」
那覇商業 宇久翔斗選手「練習の時から試合をイメージして」
「常在戦場」。常に戦いの場にあるというこの言葉のもと練習=試合と捉え、緊張感を持って練習に打ち込んでいるのです。
那覇商業 島袋一世選手「練習では試合を意識してフリーバッティングでは試合のランナーのケースを想定して打ってノックではいつ来るかわからないからそれを意識してやっている」
那覇商業 宇久翔斗選手「最初は自分たちの代になった時に監督から「隙間時間つぶしたらもっと強くなるよ」とアドバイスをくれて、フリーの時間だったり隙間時間を見つけてティーバッティングをするとか、自分が順番を待っている時に自分が守備をしない後ろでバッターのインパクトのタイミングでタイミングとったりとか、自分が捕らなくても後ろでタイミングとる練習とかみんなに声かけながらやっていた」
その一方で、こちらも夏への準備ということで教室に集まってきた選手たち。そこで始まったのは…
「あ・い・う・え・お」
発声練習!?指導しているのは兵庫県出身のこちらの女性。実はこの方…
「先攻・広島東洋カープ 一番ショート安部」
プロ野球で場内アナウンスをつとめセクシーすぎるウグイス嬢として一躍時の人となった藤生恭子さんです。藤生さんは人前で話すことの多いアスリートへ話し方などの指導を行っていて今回、上原健吾監督から依頼で那覇商業の選手たちへ講座を開くことに。一通り話し方の講義を終えたあとは実践です。
比嘉英翔選手(2年)ヒーローインタビュー沖縄大会優勝想定「放送席~放送席~ただいまからヒーローインタビューを行います。こちらにお越しいただきましたのは見事優勝しました那覇商業高校の比嘉選手です!(あの最終回の打席どんな気持ちで打席に入りましたか?)ここはピッチャーが抑えてくれたので絶対に打って甲子園に行くぞという気持ちで打席に入りました(センター方向への大きなホームランとなりました。打った感触はいかがでした?)いつも通りでした」
榮優輝主将ヒーローインタビュー甲子園優勝想定「あと見事全国制覇を果たしました那覇商業高校のキャプテン・榮選手にお越しいただきました。(春のセンバツで圧勝した大阪桐蔭高校打線を見事完封という成績を収めました。ご自身のピッチング振り返ってどうですか?)試合前には不安しかなかったんですけど、試合となったらやることをやるだけなんで自分のピッチングをしたらきれいに抑えられたので良かったです」
あくまですべて想像ですが、この想像が大切だと藤井さんは言います。
甲子園の景色は見えましたか?「少し見えていました」
藤生恭子さん「なかなかイメージができないとその本番で自分がどういうふうにやっているかわからないと思うんですけど(きょうちょっと甲子園の景色を見たとか言っていただいたので)プレーが自分の実力以上に出るというところに繋がればいいと思ってやらせていただきました」
この夏、自分が活躍している姿をイメージすることで自分への期待感、夏を待ちわびる気持ちが高まりそれが練習やプレーにも繋がります。
榮優輝主将「インタビューを受けて自分も少し想像しながらやってみると勝つイメージもできて良い気分で練習もできるんだなと思いました」
山入端琉樹選手「みんなのを見てたら結構様になっているというか、受けているイメージはできたのでそれに自分がなってみたいと思いました。(ヒーローインタビューで)甲子園で暴れたいと言いたいです」
常に戦いを意識し、勝利後にヒーローインタビューを受ける準備も整った!この夏、那覇商業ナインが活躍を誓う!
那覇商業 宇久翔斗選手「まずは初戦を勝ち抜いてどんどん自分たちの野球ができるように頑張っていきたい」
那覇商業 島袋一世選手「あと最後の夏は一戦一戦全力で戦って最終的に優勝目指して頑張っていきたいです」
「集合!絶対勝つぞ!」