※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
「しまくとぅば」の普及・継承にむけて、県が初めて、文字表記の方法を取りまとめました。
しまくとぅばには、285の音がありますが、これまで表記は統一されておらず、現代の日本語に無い音を文字や文章で書き表すときには、カタカナや漢字仮名まじりなど様々な表記が使用されていました。
今回、学識経験者らで構成する県の検討委員会が、文字表記の方法を取りまとめ、玉城知事に提出しました。
基本方針では、表記は原則、カタカナを利用し、現代日本語と同じ発音の場合は日本語の表記に準じるほか、現代日本語にない音節は、カタカナと記号を組み合わせます。
しまくとぅば正書法検討委員会の波照間永吉委員長は「今までは話し言葉中心だったんですけど、これからは書くのも書き言葉のほうも勉強ができると。たくさんの方に早く使っていただくということを目指していきたいというふうに思います」と述べました。
しまくとぅばの表記一覧は、ユネスコの区分に基づいて国頭、沖縄、宮古、八重山、与那国の5つの地域ごとに作成し、県のホームページで公開されています。