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この新型コロナの感染拡大について、医療の最前線で対応にあたる医師が「まだ前哨戦でさらに大きな波になる」と警戒感を示しています。

県立中部病院の椎木創一医師は「今回、制限のない形で人がたくさん動かれた。この影響は、これから来るものと思ってもらった方がいい。正直これはまだまだ前哨戦というか、波としてはもっと大きくなってもおかしくないと思っています」と話し、3年ぶりに行動制限がなかった大型連休で人の移動が活発化したことや感染力が非常に強い「BA.2」の置き換わりが進んだことが感染拡大の急加速につながった要因だと指摘していいます。

第7波では発熱やのどの腫れといった風邪に似た症状が多いことから、コロナ対応の現場ではなく救急外来がひっ迫していて、医療を必要とする人にすぐに手を施せないという悪循環に陥りつつあるといいます。

大きな流行となっている第7波を抑えるためにも「すでにかかっているかもしれない」「周囲にうつさないためにマスクを着用する」と意識を改め、日々の対策を緩めないことが重要だと呼びかけています。

コロナ急増で椎木医師「まだ前哨戦」さらに増える可能性を指摘