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子どもの日を前に、那覇市の小桜の塔ではこいのぼりの掲揚式が行われました。
慰霊碑でつしま丸児童合唱団の歌が響きます。沖縄戦が始まる前の年の1944年にアメリカ軍によって撃沈され、疎開中の多くの子ども達が犠牲となった「対馬丸」。その犠牲者がまつられた慰霊碑「小桜の塔」で23日、子どもたちの健やかな成長と平和を願って、つしま丸児童合唱団の子どもたちによって、こいのぼりが掲げられました。
合唱団の団員は「天国にいる子どもたちに今自分たちが頑張っている姿を表現しようという気持ちでこいのぼりを揚げました」と話し、別の団員は「亡くなった子どもたちの分まで私たちがもっと頑張って生きていこうという気持ちを込めて歌いました」と話していました。
対馬丸記念館の外間邦子常務理事は「対馬丸の子どもたちが元気に、本当は一緒にこいのぼりを揚げたかっただろうと思う。平和の時代生きたかったと思う。未来を生きたかった」と話していました。掲揚式では合唱団の子どもたちが歌を披露し平和への祈りを捧げました。