※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

3月は多くの出会いや別れがある船出の時期です。2021年度の最終日を迎えた3月31日、県庁では退職する職員に辞令が交付されました。

辞令交付式は県庁の県民ホールで行われ、2021年度で退職する県職員86人に辞令が交付されました。式は新型コロナの感染対策として2部に分かれて開催され、各部局の代表者に玉城知事から退職辞令が手渡されました。

式で玉城知事は「首里城火災や豚熱、軽石の問題をはじめ、特に新型コロナの対応では県民生活を守るため全力で取り組んでいただいた皆様に深く敬意を表します」と感謝の言葉を贈りました。

退職する職員らは家族や同僚らから花束を受け取り、充実した表情で新たな門出の日を迎えていました。

また、基地問題や沖縄振興を担ってきた謝花喜一郎副知事も任期満了となり退任の日を迎えました。眉間にしわを寄せるような難しい役回りを一手に引き受けてきた謝花副知事もこの日ばかりは心なしか表情を緩ませていました。

玉城知事と握手したあと拍手で送られる謝花副知事花束を手に、一歩一歩踏みしめるようにして職員がつくった花道を進んできた謝花副知事は県庁を後にする直前、激励の言葉を残しました。

謝花副知事「皆さん一人ひとりの力は小さいかもしれませんけど、みんなで力を合わせれば大きなことができると思っています。これからも私は皆さんをいち県民として見守り続けていきたいと思います。本当にありがとうございました」

謝花副知事の後任には池田竹州総務部長が副知事に就任します。

新たな門出の時期 退職する県庁に辞令交付 謝花副知事も退任