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3月5日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種に指定されているカンムリワシの交通事故が1日で3件発生し、そのうち2件は死ぬという事態となりました。

環境省の石垣自然保護官事務所によりますと3月5日、石垣市内でカンムリワシが巻き込まれる交通事故が1日で3件発生しました。1日に3羽のカンムリワシが収容されるのは統計開始以来初めてのことです。

カンムリワシが巻き込まれる交通事故は2022年に入りこれで6件となり、すでに2021年の事故件数8件に近づいています。

また、3月5日に発生した3件の事故のうち2件ではカンムリワシが死んでいて、2021年に入り交通事故で5羽が死んでいます。

3月にかけては繁殖期を前にエサを取る行動などが活発になり交通事故の多発が予想されることから石垣市教育委員会や石垣自然保護管事務所などでは「カンムリワシ交通事故非常事態宣言」を出し制限速度を守ることや森林地帯での徐行運転などを呼びかけています。


カンムリワシ1日で3件の交通事故