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沖縄の伝統工芸のひとつ紅型の発展に尽くしてきた城間栄順さんの企画展が県立博物館・美術館ではじまりました。展示会「紅の衣」は、城間栄順さんの米寿と沖縄の本土復帰50年を記念し開かれているものです。
会場には栄順さんが2年の歳月をかけて染め上げた振袖や訪問着、帯などおよそ100点が展示されています。栄順さんは、父・栄喜さんが戦後復興させた紅型を本土復帰後、着て楽しむ「きもの」としての可能性を探求し、図柄には沖縄の海の生き物や自然の植物などを用いて、独自の紅型を生み出しています。
城間紅型工房の城間栄順さんは「季節季節でね、ワァッとするエネルギーっていうかな、植物の勢いを取り入れて、こういうふうな色使いをしようという気持ちが出てくる」と話しました。
この企画展は2022年2月27日まで、県立博物館・美術館で開かれています。