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那覇軍港で行われた訓練について、沖縄県は2月16日の朝に訓練を中止しなかったことに遺憾の意を伝えましたが、アメリカ軍は「今後も、那覇軍港で訓練する可能性がある」と回答し、県の意向は汲み取られませんでした。

県基地対策課の溜統括官が2月16日午前10時ごろにキャンプ瑞慶覧を訪れ、政務外交部長のニール・オーウェンズ大佐と那覇軍港での訓練について意見を交わしました。

アメリカ海兵隊は2月8日から6日間にわたって那覇軍港でオスプレイなどを使って人道支援などを目的として訓練を実施していました。

2月16日の面談で県の溜統括官は「市街地にある那覇軍港での訓練は県民に大きな不安を与えるため中止を求めていたのに、実施したことは遺憾」などと伝えました。

県の訴えは聞き入れられず、オーウェンズ大佐は「訓練は日米安全保障条約に基づいたもので、那覇軍港は船とヘリを使った訓練を一カ所で行える理想的な場所」などと説明したうえで「今後も那覇軍港で訓練する可能性がある」とも伝えたということです。

那覇軍港の訓練 米軍「今後も訓練する可能性ある」