リーグ開幕戦が今週末に迫ったサッカー・J2のFC琉球。突然の監督交代劇がありながらも昨シーズンを過去最高の9位で終え、新たな布陣でJ2リーグ4年目のシーズンへ挑みます。
1週間後のリーグ開幕を前に和やかな雰囲気の中で行われていたFC琉球のトレーニング。
J2で迎える4年目のシーズンに向けて8人の新戦力が加わり、総勢30人でJ1の舞台を目指します。
チームを率いるのは、沖縄初のJリーグ監督として昨シーズン途中から指揮を執る喜名哲裕監督。
突然の監督交代劇にも関わらず、残りの試合に選手たちが全力を尽くしてくれたと昨シーズンを振り返ります。
FC琉球喜名哲裕監督「もう一度琉球とはどういうサッカーをするのかをみんなで振り返ってもう少し”攻撃的にトライしよう”という中で選手がピッチで躍動してくれた試合に出場できなかった選手もピッチに立った時は良いプレーをしてくれた」
チームの原点でもある”攻撃的サッカー”に立ち返り、指揮官の途中交代という難しいシーズンを戦い抜いた選手たち。そこには苦しい状況の中でもチームを引っ張り続けた前キャプテンの苦悩もありました。
FC琉球上里一将選手「責任も感じていたしいろんな理由がありつつもチームをまとめていかなければいけない立場ではあったので。僕が思っているのは監督が代わろうが琉球が目指しているサッカーというのはしっかりしたものが続けられるように、ぶれずにやっていけたらなと思いながらプレーさせてもらっています」
その思いも受け継ぎ、今シーズンのキャプテンに就任したのは在籍4年目を迎えた岡崎亮平。新たな挑戦とともにシーズン開幕を待ちます。
FC琉球岡崎亮平新主将「琉球といったら上里と見ている人たちも思っていたと思う。そういう立ち位置なのでキャプテンというのは僕が出た試合で琉球のキャプテンは岡崎だなと思われる1年にしたい。そういうプレーを心がけないといけないと思う」
それぞれが今シーズンに見据えるものとは?
FC琉球喜名哲裕監督「鍾成さん樋口前監督も(攻撃的サッカーは)継承しながらやっているのでそれプラスもう少しボールをキープするのも大事ですけどよりカウンターを早くできるような攻撃を作っていきたいと思っている」
FC琉球上里一将選手「若い選手もたくさんいる中でちょっとでも伝えることがあれば伝えながら選手としてもチームとしても上を目指せるようにやっていけたらなと思う」
FC琉球岡崎亮平選手「より琉球がゴールに迫るような攻撃的なスタイルにもなると思うのでそういったところは見ている人にも感じてもらいたい」
困難と手応えを感じた昨シーズンを糧に新生FC琉球が新シーズンに挑みます。