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2022年のサッカー沖縄キャンプ

まずこちらをご覧ください。2010年からこれまで沖縄でキャンプを行ったサッカーチーム数とその経済効果を表したグラフです。

様々な誘致活動を始め、芝の整備などに力を入れてきた甲斐あって、3年前にはJリーグをはじめ海外チームやなでしこなど28チームが来沖、さらにおととしには経済効果が33億円をこえました。

しかし、去年から新型コロナの影響を大きく受けていまして、今年は現段階で実施が決まっているのはJリーグの15チームのみで、さらに無観客・非公開とするチームも増えています。サッカーキャンプの今を見ていきます。

おととい沖縄入りし、きのうから金武町で本格的に沖縄キャンプをスタートしたのは去年の天皇杯の覇者・浦和レッズ。

日本代表に招へいされている酒井宏樹や江坂任(あたる)は不在ですが、2年目の指揮となるリカルド・ロドリゲス監督のもとFC琉球から移籍し、自身初のJ1に挑む知念哲矢、おととしまで琉球でプレーし、浦和の主軸に成長した小泉佳穂、日本代表への返り咲きを狙うGK・西川周作らが初日から精力的に汗を流していました。チームや選手にとって、この沖縄キャンプは長いシーズンを戦う中で大切な時間だと言います。

西川周作選手「1年間戦ううえで金武町の方も毎回そうですけど、ピッチコンディションからホテルまで万全の状態で準備をしてくれているので、僕たちも集中してサッカーに取り組めているのが本当にありがたいなと。ここでの時間は1年間戦い抜けるかどうか基本的なことになってくると思うので、その土台作りというか、そういうところはしっかり沖縄で上げて埼玉に戻りたいなと思っています」

2022年のサッカー沖縄キャンプ

選手たちの熱量は高い一方で、今年も少し寂しい光景が広がっています。続々とJリーグのチームがスタートを切っている沖縄サッカーキャンプですが、去年に続きコロナ禍のため無観客で実施しているところが多くなっています。

今年は例年よりも少ない15のJリーグチームが沖縄にやってきますが、コロナの感染急拡大によってきょうまでに12チームがキャンプの非公開・無観客での実施を発表していて、この数は今後増える可能性もあります。

 選手たちは、ファン・サポーターからの刺激がないことに寂しさをにじませつつも、 シーズンでの姿に期待してほしいと話します。

西川周作選手「自分たちがきつい練習をしている時にファン・サポーターに見られていないというのは心苦しいところがあるんですけど、皆さんの目や声というのを感じていた時を思い出しながら良い準備をしていきたいですし、シーズン始まって沖縄で調整した自分たちが活躍している姿を、沖縄の皆さんにも見せたいと思っています」

2022年のサッカー沖縄キャンプ

本来であれば県内外から多くのファンが集まる時期ではあるんですが、当初沖縄キャンプを予定していたJリーグ4チーム、大阪・神戸・岡山・八戸がコロナの影響で沖縄キャンプそのものの中止を決断しています。

そして今年、実施予定が15チーム、こちらは一次キャンプのみ表示していますが、そのうち12チームが非公開・無観客を発表。黄色の部分、水戸・群馬・千葉の3チームは観客の有無については現在のところまだ発表はありませんが、今後の感染状況を見て判断ということになりそうです。

多くのファンや、何より沖縄のサッカー少年・少女たちにとって刺激になるこの沖縄キャンプですが、今年はシーズンでの活躍に期待して、また来年そのプレーを間近で見られる日が来ればいいなと思います。