楽園の海です。長田さん、今年もよろしくお願いします。今回のテーマは「2022年初潜り」です!
長田「今年は1月4日に、恩納村の海で初潜りして来ました!前兼久漁港から北斗IIに乗船して出港します。正月から、天気の良い日が続きましたよね。この日も気温20℃を超えてました」
長田「初潜りに選んだポイントは、港から15分ほどの『ホーシュー』。万座毛のすぐ近くなんですが、ダイナミックな地形で、人気のあるポイントです。早速エントリー。ボートを停めたところの下は水深5m。そこから一気に30mまで落ちるドロップオフになってます」
見事な断崖絶壁ですね。
長田「まるで空を飛んでるような気分になって泳ぎました。その壁には、様々な生き物が住んでいます。まず目に入って来たのは、ハナビラウツボ。獲物が来るのを待ち構えているんでしょうね~」
長田「怖かったです。こちらは、こう見えても、サンゴの仲間なんです。アップで見てみましょう」
花が咲いているみたいですね!
長田「触手を伸ばして餌を捕まえようとするポリプ。プランクトンが流れてくるのを待つ場所としては、最適かもしれません」
長田「壁に緑色の苔のような物が生えてます。名前はムラサキハナヅタ」
色は緑なのに変わった名前~
長田「海藻のようにも見えますが、これもれっきとしたサンゴです。指を近づけてみると…このように危険を察知して、管の中に引っ込みます」
長田「断崖絶壁の壁には多くのウミウシが住み着いてます。こちらはミゾレウミウシ。昨年の干支・牛にちなんだ生き物ですね」
ちなみに今年の干支・寅にちなんだ生き物はいましたか?
長田「すみません。全く、会いませんでした…」
長田「こちらは、色も名前も美しいウミウシなんですが、咲貴さんなら、なんて名前つけますか?」
ムラサキイロウミウシ?
長田「単純すぎますね。ガラスの靴は履いてませんが、シンデレラウミウシ。ちなみに夜12時を過ぎても、姿は一緒です」
可愛い名前ですね!
長田「最近、めっきり数の減ったホラ貝をこんな所でで発見しました!まだ小さいサイズでしたが、サンゴの敵であるオニヒトデを食べてくれるので、もっともっと大きくなってほしいです」
数が増えてほしいですね!
長田「複雑に入り組んだ地形の場所にも行きました。ここには真っ赤な魚アカマツカサがたくさん住んでいます。ここで潜ればいつでも会える魚なので、ありがたい存在です」
もうここがお家なんですね!
長田「そうかもしれません!ダイバー1人づつなら、通り抜けできるアーチ。真っ暗ではないので、初心者でも安心して潜れます」
長田「水面近くには、キラキラ輝くキビナゴの姿が。夏場だけ群れるイメージの強いキビナゴですが、ここのポイントはなぜか寒くなった今でもたくさん群れてます」
新年のお祝いでもしてるんでしょうか?
長田「そうかもしれませんねー!この日の水温は例年並みの22.5℃だったんですが、水面を見上げていると、真夏と勘違いするような光景が広がっていた今年の初潜りとなりました」
新年早々、貴重な映像をありがとうございます!
長田「また今年一年、様々な海の様子を紹介していきたいと思います!」
今年一年も宜しくお願い致します!