連休明けの1月11日も新規感染者が700人を超えました。
県内では1月11日、新たに775人が新型コロナに感染したことがわかりました。県によりますと1月11日新たに新型コロナに感染が確認されたのは10歳未満から90歳以上の男女あわせて775人です。
1月11日の感染者のうち、およそ7割にあたる541人の感染経路は現段階で明らかになっていません。年代別で見ると20代が262人で最も多く、次いで10代が121人、30代が91人などとなっていて、10代から30代が全体の6割を占めています。
新型コロナへの感染や濃厚接触などにより、欠勤する医療従事者の数は503人で過去最多の数となっているほか、15カ所の医療機関では救急の受け入れを停止するなど、医療への影響が深刻となっています。
沖縄県内 臨時休校・分散登校 分かれる小中学校の対応
新型コロナ・オミクロン株の感染拡大で、豊見城市内の小・中学校では1月11日から臨時休校が始まりました。
豊見城市内にある8つの小学校と3つの中学校で1月11日から臨時休校に入り、1月17日までの期間中、オンライン授業で対応します。
インターネットの環境が整っていない家庭の子ども、親が共働きでどうしても家庭で世話をできるない低学年の子どもなどは学校で学習できるようにしていて、伊良波小学校では11日、朝からおよそ40人を受け入れました。
伊良波小学校・大城敬士先生は「(臨時休業について)非常に驚きと不安、本当にびっくりしています。(オンライン授業だと)一方通行になってしまうので、なるべくお互いが声をかけ合ってできるように、ただ聞いているだけの授業にならないようにというのを意識しながらやっていきたい」と話しました。
豊見城市では2022年を迎えてわずか2日しか登校できていないなか、子どもたちを感染拡大から守るため、急きょの対応を迫られ教育現場が苦慮しています。
新型コロナの感染急拡大で、那覇市は1月12日から分散登校に切り替わるため、1月11日が通常授業の最終日になります。
小禄小学校では1月12日から始まる分散登校に向けて、各学年の担任が自宅での学習方法や課題について説明していました。
那覇市では各学級の半数を1日おきに交互に出席させて登校しない、子どもたちは配布されたタブレットを使って自宅で学習などを行います。
6年生の児童は「(分散登校は)一応経験はあるので、ちょっと人数がいないと、友達がいなくなったりして、さびしいと思います」と答えました。また別の6年生は「修学旅行も延期かわからないけど、なくなるかもしれないし、そこらへんもや嫌だなと思う」と答えました。
小禄小学校の金城琢磨先生は「子どもたちにも、もしかしたらということで話をしていたので、これまでの分散登校を振り返りながら、最初よりは焦りは少ないかと感じています。早めに落ち着いてほしいというのが一番」と答えました。
小禄小学校・平敷兼栄校長は「今回は大人、子ども関係なしの感染なので、職員がなってしまうと学級自体が運営できなくなるので、やはり厳しい面がある」と答えました。
那覇市の分散登校は1月12日から1月25日までの予定で、感染状況によって短縮や延長の可能性もあります。
新型コロナの感染急拡大で臨時休校や分散登校など各自治体で対応が分かれています。