1月9日からまん延防止措置の対象地域となった沖縄。影響は様々なところに出始めています。那覇空港のチェックインカウンターには、朝からキャリーバッグを持った観光客などが県外や離島に向かう手続きを行なう様子が見られました。普段の連休最終日なら多く人で混み合うフロアーも、1月10日は人の数はまばらでした。
大阪からの観光客は「人が多いところにはあまり行かずに観光で行くみたいなところは大体行きました。2、3カ月前に予約取ったんで、キャンセルしようかも悩んだんですけど、お金もったいないし」と答えました。
愛知からの観光客は「国際通りを着いた日ときのうと行ったんですけど、やっぱ全然人少ないです」と答えました。石垣島からの人は「(コロナは)すごい不安はあるんですけど、しっかり気を付けながら仕事頑張りたいと思います」と答えました。
連休中、多くの人でにぎわうはずだった県内のホテルも、暗い影を落としています。那覇市にあるホテルでは、年末年始は9割ほどだった客室の稼働率が、感染急拡大で4割まで落ち込みました。
ホテルパームロイヤルNAHA国際通りの高倉直久総支配人は「年が明けて2日目以降くらいからキャンセルが出始めて、当日までに300件くらいのキャンセルが出てしまっている状況です。」と答えました。
ホテルでは感染対策として時間をかけて人が手を触れるドアノブや床など毎日、全館の消毒を徹底的に行ない、まん延防止措置の期間を乗り切ろうとしていますが、先行きの見えない状況に不安が募ると言います。
ホテルパームロイヤルNAHA国際通りの高倉直久総支配人は「1月はなかなかお客さんを見込めないということも予想はつくんですけど2月にまで(まん延防止措置や感染拡大)が持ち越してしまうと、キャンプのシーズンもありますので痛いと思う」と答えました。
期待されていた沖縄彩発見キャンペーンが停止となり、新年を迎えてもなお観光業界は大きな打撃を受けています。