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感染者が急増している宮古島では、県立宮古病院で一部の診療を制限せざるを得ない状況に陥っています。

県立宮古病院・本永英治院長「昨年1月、8月の第3波と第5波の爆発的流行時と同様に再び医療の危機が迫っています」

県立宮古病院では急速に広がった市中感染で入院患者が一気に増えたことにより病院業務が圧迫される可能性が高まっています。

待合室の密集を避けるために外来診察は電話を使った診療に切り替えたり精神科とリハビリ外来診療を休止したりするなど、1月5日から一部の診療を制限しています。さらに、1月11日から緊急ではない手術や内視鏡検査などを当面延期する方針です。

病院には1月4日時点で新型コロナの患者に対応できる病床は15床ありますが、既に10床が埋まっています。入院して治療を続けている80代3人のうち2人は酸素投与が必要な中等症だということです。

県立宮古病院・本永英治院長「症状がない方が集団の中にいる可能性がありますので、我々はかなりの人が症状がない人が実はコロナだった可能性が出てきている」

県立宮古病院では「オミクロン株によってワクチン接種を2回受けた人も感染し易くなっている」と強い警戒感を示しています。

感染拡大で医療の危機 県立宮古病院が一部診療を制限