県内企業の新しい挑戦をお伝えする経済コーナーQビズです。きょうは、最近ブームなキャンプの話題です。コロナ禍でも密を避けられると人気が高まっているキャンプ。国内初のキャンプビジネスが沖縄で誕生していたんです!
キャンプ始めたいけど、どうしたらいいか分からない。めんどくさがり屋でも大丈夫!沖縄初の新しいビジネスのカタチがありました。
ウェブマーケティングなどを運営する株式会社URAKATAがおよそ1年前に始めたのが、キャンプ道具のシェアリングサービス「ソトリスト」。浦添と名護にレンタルする道具をそろえた店舗があります
株式会社URAKATA・山田慎也社長「これから(キャンプを)始める方の手助けやサポートになるようなカタチを実現したかったので、まずは道具から着手していこうという思いでシェアリングに至った」
キャンプ道具のシェアリング?どんな仕組みかというと、まず、使っていない道具をソトリストに預けます。その際に、預ける人は管理費など一切かかりません。
預かった道具は相場価格の10分の1程度で(借りたい人へ)レンタルするというもの。もし自分が預けた道具を誰かが借りるとそのたびに、利用料の20%が貰えるんです!例えばこんなものも。
山田社長「これ北海道のユーザーさんが沖縄まで配送していただいて、お預けいただいている用品。氷だと2日間はもつといわれている」
人気でなかなか出回っていないこちらのクーラーボックス。買うと相場5~6万円ですが、一泊5000円ほどで試すことができます。
現在あるおよそ600アイテムの中から借りて試せるので、自身で購入するときの評価ができるなど、これが今までになかった県内初・国内初のビジネスモデルなんです。
山田社長「シェアリングという形で貸出するレンタル用品を集めているので、簡単にいうと仕入れコストがほとんどかかっていない状態。なのでその分どこよりも安くレンタル費用を提供できる」
去年、キャンプを始めたというこちらの男性。この日は寝袋など5点を預けにきました。
ソトリスト利用歴1年・渡久地潤紀さん「まず保管するのが自宅だと狭すぎてなかなか場所が取れないので、家に置いておくだけでもどのみち劣化してしまうのでどうせだったら活用してもらった方が良い」
道具を預ける際、最も気になるのがやはり故障や不備なんだそうですが、貸し出し後は一点一点清掃や点検などを行っているので、これまで大きな問題は発生していないそうです。
こちらは、国内のキャンプ場を一年に一回以上利用したことのある人の数です。数年前から着実に規模が増加していることが分かります。
山田慎社長「新しい生活様式や生活のあり方というものが今後影響して、キャンプブーム・キャンプの需要自体は今後伸びていくのではないかといわれています。
では!どうやってレンタルすればいいのか?実際にやってみました!
まずウェブサイトで「ソトリスト」のHPを開きます。会員登録をしたあとは、自分が借りたい道具を選択します。日時などを選ぶと予約は完了!(事前決済可能)あとはキャンプ当日に道具を取りに行くだけです。
そして最近、キャンパーの間で人気だというお手軽肉まん焼きを作り、満喫しました!ちなみに、私が借りたソロキャンプセット、すべて購入すると、相場価格5・6万円ですが、レンタルすると一泊7600円。こちらの家族キャンプをそろえると相場価格10万円以上ですが、レンタルでは一泊16000円ほどです。
山田社長「国内で一番キャンプの利用者数が多い、富士山周辺の大きなマーケットでしっかり展開をして勝負をかけていきたい。最終的な目標としては日本国内のマーケットサイズより100倍近くあるアメリカ合衆国、本場のエリアで海外展開を目指したい」
沖縄発で沖縄初のビジネスモデル。キャンパーを支えるソトリストが、目指すは国内飛び越えて海外です。