※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
年録 沖縄スポーツ界で一番印象に残ったのは?

2021年を振り返るシリーズ、きょうは「スポーツ」。今年はコロナ禍で様々な大会やイベントが中止となった2020年を経て、スポーツ界が再び前を向いて、歩みだした1年となりました。

皆さんはこの1年、どんなスポーツの話題が一番印象に残っていますでしょうか?街行く人々にマイクを向けてみました!

2021年、長引くコロナ禍に立ち向かいながら私たちを大いに沸かせてくれた沖縄のアスリートたち。そこで、街で100人に聞きました!「今年、沖縄スポーツ界で一番印象に残っていることは何ですか?」きょうはその中からトップ5を発表! まずは5位と4位です!

50代男性「去年より順位を上げたじゃないですか。前半は結構前のほうにいたのでこのまま上がるのかなと期待していました」

10代男性「FC琉球です!」

J2リーグ3年目のシーズンを戦ったFC琉球。開幕5連勝、8戦負けなしとJ1昇格争いを演じる好スタートを切りましたが終盤は失速。監督の交代劇などもありましたが、J2過去最高の9位に。来季はシーズン途中で就任した喜名哲裕監督が引き続き指揮を執ることが発表され、J1昇格を目指します。

高校生「クラスメイトが出て活躍している姿を見てとても印象に残っています」

30代女性「スポーツを全く見ないんですけど甲子園だけは毎年見ています」

70代女性「甲子園ですかね」

2年ぶりの開催となった甲子園の夢を追った沖縄大会。65校61チームの頂点に立ったのは沖縄尚学。夏の甲子園では初戦で徳島の阿南光と対戦すると、打っては13安打8得点。投げてはエース當山渚が夏の大会無失点を続ける完封。この勝利で沖縄県勢は春夏合わせ甲子園通算100勝目を達成しました。

一方、今年の春、夢の舞台を踏みしめたのは21世紀枠で初出場を決めた具志川商業。県勢としては実に6年ぶりのセンバツ出場を果たし、学校史上初の甲子園1勝を手にしました。

球児たちのもとへ甲子園が戻ってきたことで再び熱を帯びる高校野球界。年明けからすぐにチーム作りに取り組んでほしいと、例年の1月ではなく、おととい開催された野球部対抗競技大会でも選手たちのはつらつとした姿が見られました!

秋季県大会準優勝・前原・新里紹舜主将「甲子園があるのとないのとではやる気が違うと思うので、自分たちは狙えるのでしっかりそれに向けて一生懸命頑張りたい」

秋季県大会優勝・興南・禰覇盛太郎主将「甲子園に行けるチャンスをものにしたいので、夏のためにこの冬のトレーニングをみんなで頑張っていきたいと思う」

年録 沖縄スポーツ界で一番印象に残ったのは?

沖縄スポーツ界ニュースランキング。このあとはトップ3の発表です!街で100人に聞いた沖縄スポーツ界ニュースランキング。続いては第3位!

50代男性「ビジネスとしてもすごい良い展開をしているなと思っているので、応援しています」

20代男性「沖縄市に大きいスタジアムできたじゃないですか、あれすごいなと思って」

30代女性「テレビでたまたまやっている時とかに見て、すごい涙が出るほど感動して。琉球ゴールデンキングス」

もはや不動の人気を誇る琉球ゴールデンキングス。今年は、2年半の工事を経てついに沖縄アリーナが完成!全国から「夢のアリーナ」とも称されるこの場所がホームとなったキングス。

開幕戦で2連勝を飾る好スタートを切ると、今シーズンは試合終盤での強さを武器に勝利を重ね、現時点で18勝3敗の西地区首位!さらにコロナによる入場制限がある中でも、アリーナの完成で収容可能人数が増え、平均観客数もリーグ1位。熱きブースターの応援を力に悲願の日本一を掴みにいきます!

そして続く第2位は!

男子高校生「野球を始めたいと思いました」

80代女性「表彰されたでしょ。一番うれしかった。涙が出た」

70代男性「13勝4敗で防御率2.51で新人賞も取ったし、これは最高だったね」

70代男性「俺は野球が好きだからさ、宮城さんよ宮城さん!」

高卒プロ2年目は飛躍の年となった、プロ野球オリックス・バファローズの宮城大弥。今シーズンは開幕第2戦の先発を任されると、そこから白星を積み重ねること13勝。 見事、新人王に輝きました。

去年の埼玉西武・平良海馬に続き、県勢選手が2年連続新人王の快挙となりました。この活躍ぶりに、年俸も大幅アップです!

宮城大弥投手「(今年の年俸の)5倍ちょっとぐらい。まだ持ってないんですけど免許。あえて車から買いたいなと」

来年は運転免許とさらなる賞の獲得に期待です!

年録 沖縄スポーツ界で一番印象に残ったのは?

そして、栄えある1位、およそ3人に1人が答えた、今年最も印象に残った沖縄スポーツ界の出来事は、もちろん!

80代男性「迫力満点だからね」

80代女性「目の力がすごいもんね 目力がいい」

30代女性「同じ沖縄県民として誇らしいなという気持ちはありました」

女子高校生「空手のキャン選手?(喜友名?)あ、喜友名選手!笑」

50代男性「沖縄の宝です」

東京オリンピックで初めて正式種目に採用された、沖縄発祥空手で他の追随を許さない、圧倒的な演武を見せた喜友名諒。

365日、1日も欠かすことない稽古を何年も続けてきてつかんだ金メダル。沖縄で見守った、ともに稽古に励んできた仲間たちは。

上村拓也選手「先輩と佐久本先生と劉衛流の仲間と一緒に空手をしていて、本当に紆余曲折色々あったので、自分のいろいろな思いがこみ上げてきました」

さらに感動を呼んだのは、 悲願の金メダルを獲得しても崩さなかった、武道の心「礼節」。そして。

喜友名諒選手「まずは母親に『しっかり優勝したよ』と報告しました」

おととし亡くなった母・紀江(のりえ)さんへ捧げる金メダルでした。

喜友名諒選手「母親も五輪の金メダルが一番の夢でしたので、しっかり約束を守ったので安心していいよと伝えました」

その姿は、老若男女問わず、県民の心を震わせました。

東京オリンピック・パラリンピックという大きな節目も終え、また新たな歴史を刻み始める沖縄スポーツ界。来年はどんな姿で沖縄を、私たちを沸かせてくれるのでしょうか。