23日に開幕するウインターカップに出場する女子・西原。初戦まで3週間を切り士気も高まる中、戦力もメンタルも充実してきています。4年連続のウインターカップに向け、活気も増している西原女子バスケットボール部。3年生は高校最後の舞台へ、思いを強めています。
知名梨里亜選手「高校最後のウインターカップではチーム全員で1・2回戦突破して(シード校)京都精華と戦えるように頑張りたいです」
今年の西原は司令塔の知名梨里亜、U16日本代表候補にも選ばれた2年生・中村望愛らがチームの中核を担いますがここに来て頼もしい戦力も調子を上げています。
磯本愛思選手「チームの雰囲気が暗い時とかに1人でみんなを笑わせてというか盛り上げてくれる良いムードメーカーです」
周りにいるチームメイトを笑顔にしているのがムードメーカーの3年生・石川夢依。その持ち前の明るさでチームを盛り上げ、プレーではチーム随一のスリーポイントシューターとしてリングを射抜きます
石川夢依選手「”今までできなかった分”自分が試合に出たらどんどん打っていきたいと思っています」
今の3年生の中では唯一1年生の頃からウインターカップのベンチ入りを果たすなど活躍が期待されてきた石川選手。
しかし去年11月、試合中に左膝の前十字靭帯断裂の大けがをしてしまい長期離脱を余儀なくされました。それでも…
知名梨里亜選手「バスケができなくて悔しい思いもしていたけど明るくみんなを元気にさせてくれます」
磯本愛思選手「(石川は)自分もトレーニングを頑張ってウインターでは絶対に結果を残すって言っていたので」
大きなケガをしても前を見続け、明るさは失わなかった石川選手。今年10月のウインターカップ県予選・準決勝から復活を果たし高校最後の大会に向け、さらなる活躍を誓っています。
石川夢依選手「自分の中では(調子は)上がっていると思います。(チームの)調子が悪い時とかに出てシュートを決めて悪い流れとかを変えられたらいいなと思っています」
戦力も整いつつある西原にさらに強力なサポートも。
ミーティング「全国大会 一発勝負の時って入りが大事なんだよ入りが大事ということは入る前のアップで100%の状態を作ったほうがいい」
選手たちにアドバイスを送っていたのは伊集南さん。国内女子トップリーグ・Wリーグでプレーし3人制では日本代表としても活躍。その経験を先週金曜日から3日間、全国大会に挑む西原の選手たちに伝えました。
伊集南さん「(全国大会へ向けて)自分に自信を持って活動するというのは大事だと思いますし、そのためには日々の練習、日々の生活が絶対出てくるものなので子どもたちにはそういう過程、毎日の積み重ねが大事なんだよと」
練習後、伊集さんは自分が大切にしている言葉を選手たちに送りました。
伊集南さん「バスケを始めた時に父から言われた言葉なんですよ「見ている人は観ている」私はバスケットがうまくなりたいという気持ちがあったそれに対して父が「見ている人は観ているから自分ができることを頑張りなさい」と頑張るということをやめないでほしい。自分がやっていることは意味があるのかなとかそういうことを考えることがすごくあると思うんですけどそれで自分にとって必要なことならそれはやってほしい続けてほしい。絶対それは観ているから」
先輩からの力強いエールを受け士気も高まる西原の選手たち。強豪ひしめくウインターカップへ。自分を、チームを信じて挑みます。