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6月にうるま市のアメリカ軍施設から有害性が指摘されている有機フッ素化合物を含む汚水が基地の外に流れ出た事故で国と県、アメリカ軍の3者による調査の結果、国の暫定基準値より約1600倍も高い濃度のPFASが検出されたことがわかりました。
2021年6月、うるま市昆布にあるアメリカ軍の陸軍貯油施設「金武湾タンクファーム」の貯水槽から有機フッ素化合物・PFASを含む汚水が大雨の影響であふれて基地の外に流出しました。
事故を受け、県と国、アメリカ軍の3者は日米地位協定の環境補足協定に基づく合同調査をしていました。県の関係者によりますと事故が起きた貯水槽を調べた結果、1リットルあたり8万ナノグラムという高い濃度のPFASが検出され、国が定める暫定基準値50ナノグラムの約1600倍にも及んでいました。
玉城知事「国、県それぞれにその調査結果については数値が違うものですから、どのような形で公表するかについて、国と米軍側において協議がなされているものというように受け止めております」
県の調査結果は7月に出ていましたがアメリカ軍から合意を得ることができず、5カ月以上公表できなかったということです。