新型コロナ、きょうの新規感染者は1人でした。グラフを見てみると10月あたりから低い水準が保たれていて、県内の感染状況が落ち着いていることがわかります。
コロナ2年目の今年は、感染拡大と緊急事態宣言のいたちごっこのような状況もありました。きょうから12月に入り、今年も残すところあと1カ月です。元の生活を取り戻しつつある今、忘年会や新年会をしようと考えているのか、そうでないのか、街の声を聞きました。
コロナ禍になって2度目の年末です。県内の企業は、忘年会や新年会を開催するのでしょうか?早速、聞いてみたいと思います。
街の声・する派「多分、少人数でやるはずです」
街の声・しない派「やらないと思います。寂しい気持ちはあります。このご時世というか、状況だから仕方ないのかなとは思っています」
街の声・しない派「しないです。忘年会の代わりにみんなで同じお弁当を注文して、ちょっと豪華なお弁当を注文して、昼食時間にそれぞれの席で距離を保ちながらですけど、同じものを食べるっていうところで、時間を共有して、一応我慢しています」
街の声・しない派「多分やらないかなと思いますね。自分もまだ若い方なので、先輩の仕事の経験とかが、こういう場があるとやっぱり聞きやすいところとかもあるんですけれども、仕方ないかなとは思って、納得はしています」
コロナ2年目の今年は、夏に第5波に見舞われたり、緊急事態宣言が長く続いたりしたことで、生活のあらゆる場面で自粛を余儀なくされたこともあってか、この冬、忘年会・新年会を「控える」という声が多く聞かれました。しかし、感染状況が落ち着きを見せている現状を反映したような調査結果があります。
東京商工リサーチ沖縄支店が、県内70社に忘年会や新年会の開催について聞いたアンケートでは、半数を超える企業が、感染状況に応じて「開催する」ことを考えていると回答していました。「緊急事態宣言」や「まん延防止措置」に関係なく「開催しない」と回答した企業は5割弱で、全国と比べて沖縄は「開催しない」割合が最も少なくなっていました。
東京商工リサーチ沖縄支店・喜舎場忍さん「沖縄ですと模合とかですね、例月身内、友達同士、親しい仲の方々集まってやりますので、そういった(文化)があるというのは、大きいのかなとは思っています」
人のつながりを大切にする県民性があるからこその結果だったともいえますが、例年通りのようなにはいかないともいいます。
東京商工リサーチ沖縄支店・喜舎場忍さん「やはり企業で、もしクラスターとか、そういったものが発生した場合に、社会的な責任が大きくなるので、場合によっては取引先から信用を失ってしまう可能性もあるので、そういった大きな動きにはならないかなと思います」
アンケートは10月上旬に実施されたもので、ここ数日警戒が高まっている新たな変異株の動向によって、実際に会食の場が設けられるのかどうか未知数の部分があります。にぎやかな年末・年始を迎えられるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。