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新型コロナの感染拡大が主な要因とみられています。2020年度における県内ホテルの客室稼働率が過去最低にまで落ち込んでいました。
沖縄振興開発金融公庫では県内の主要なホテル64軒で客室稼働率や客室単価などの調査を続けています。その結果、2020年度は客室稼働率が大幅に減少していました。
都市部に立地する「シティーホテル」では21・8%と2019年度と比べて52・2ポイント減少していました。結婚式場などを備えた「リゾートホテル」でも25・4%と47・1ポイント減少していました。付帯設備を極力省いた宿泊特化型の「ビジネスホテル」は29・5%と48ポイントの減少でした。
客室1部屋あたりの単価も前の年度と比べて減少していて、「シティーホテル」は1万959円、「リゾートホテル」は2万1115円、「ビジネスホテル」は6571円でした。
「客室稼働率」と「客室単価」は2003年度に統計を始めて以来過去最低となりました。
沖縄振興開発金融公庫は「ワクチン接種の進展や県内旅行の需要喚起などによる持ち直しが期待される」と分析しています。