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北風が強まる冬に沖縄では船舶の事故が多いことから、運輸安全委員会が注意を呼びかけています。
運輸安全委員会那覇事務所よりますと、2008年から2021年9月までに公表した事故などの調査報告の件数は730件にのぼり、そのうち北風が関与した船舶事故は84件でした。
月別にみると、最も多いのは12月で19件、次いで1月の15件となっていて、2021年1月には、那覇沖のチービシのリーフ内でプレジャーボートが転覆し乗っていた2人が死亡する事故が起きています。事故を調査したところ、北風が長時間吹いた後に発生するうねりがリーフなどの浅い海域に入ってきたことで急激に波が高くなり転覆した可能性があるということです。
運輸安全委員会では、国土交通省の認証を受けた救命胴衣の着用や携帯電話を防水パックに入れて通信手段を確保するなど、安全に運航できるよう呼びかけています。