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県内各地に漂着し、影響を与えている軽石ですが、11月10日も伊江島行きのフェリーが朝から欠航しました。

伊志嶺渉カメラマン「本部港では軽石の撤去作業が続けられています」

本部港では11月10日午前9時ごろから県から依頼を受けた業者が重機を使って軽石の撤去作業を行っていました。

港湾内が大量の軽石に覆われてしまい、本島と伊江島を結ぶフェリー4便が始発からすべて欠航しました。11月9日は午前と午後の2便が欠航していて、軽石の影響で全便欠航となるのは11月10日が初めてです。

職員は「軽石のことは知っていたが、まさかここまで来るとは思っていなかった」と話していました。11月11日の運航については朝の状況を見て判断し、伊江村のホームページで公開するということです。

フェリーの利用客「さっき連絡があって、欠航ですよと。自然のことだから何とも言えないけど、仕事が中断になってるから困りますね、本当に」

さらに、本部港の近くにある浜崎漁港では大量に押し寄せた軽石が15cmほど堆積していて、係留している漁船が砂の上に乗り上げたかのようになっていました。

観光客などに向けて釣り船を出している業者は「コロナが落ち着いて予約も多く来ていたのに、軽石で船が出せなくなり予約をキャンセルせざるを得なくなった」と頭を抱えていました。

本部と伊江島を結ぶフェリーが全便欠航 近くの港では業者も困惑